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【福井県 黒龍酒造】「黒龍 しずく」と「九頭龍 逸品」の違いや特徴

福井県の黒龍酒造は、江戸時代から続く歴史ある酒蔵です。
日本酒の銘柄としては「黒龍」と「九頭龍」が有名で、国内外の多くのファンに愛されています。
今回は、その中でも「黒龍 しずく」と「九頭龍 逸品」という二つの銘柄の違いや特徴をご紹介します。

https://www.osaketo-washoku.jp/journal/1026/

福井県の黒龍酒造とは

福井県の吉田郡にある黒龍酒造は、創業200年を超える老舗の日本酒メーカーです。
日本酒の銘柄としては「黒龍」と「九頭龍」が有名で、国内外の多くのファンに愛されています。

黒龍酒造ホームページより引用

黒龍酒造の歴史

福井県吉田郡永平寺町に本社を構える日本酒の酒蔵です。
1804年(文化元年)に、初代蔵元の石田屋二左衛門が創業しました。
石田屋は、松岡藩の奨励を受けて酒造業を営み、水質に優れた九頭竜川の伏流水を使って手造りの日本酒を追求してきました。

1894年には、黒龍酒造の前身である水野酒造場として会社を創立。
そして1963年に、黒龍酒造株式会社に名称を変更しました。
その由来は、九頭竜川の古名「黒龍川」から取ったと言われています。
そのときに、初代蔵元の名前を冠した「黒龍 二左衛門」という銘柄が誕生しました。

黒龍酒造は、生産量を追わず品質を追い続け、日本酒業界に先駆けて大吟醸酒を発売したり、
2021年(令和3年)には、地元産業とも連携し、福井の食と文化を発信する新しいプロジェクトを始めました。

このように、黒龍酒造は石田屋から始まり、200年以上にわたって酒造りの技術と伝統を継承し、革新と挑戦を続けてきています。

黒龍酒造のこだわり

仕込み水として使用する九頭竜川の伏流水だけでなく、原料米や酵母、製法にもこだわっています。
原料米は、福井県産の「五百万石」や「山田錦」などの高品質な酒造好適米を使用しています。
酵母は、自社の蔵で保存してる酵母を使用。
製法は、手作業による丁寧な酒造りを行っています。

「黒龍 しずく」とは

黒龍 しずく

黒龍酒造の代表的な銘柄のひとつです。
しずく酒と呼ばれる特別な製法で造られた大吟醸酒です。
袋に入れたもろみから自然に滴り落ちるしずくだけを集めて詰めているため、
非常に希少で高価な酒です。

原材料米兵庫県東条産⼭⽥錦
精米歩合35%
酵母蔵内保存酵母
アルコール度数16%

香り

フルーティで華やかです。
メロンやバナナ、パイナップルなどのトロピカルフルーツの香りが感じられます。
また、ほのかにバニラやミルクのような甘い香りもあります。

味わい

まろやかでやわらかです。
口に含むと、なめらかでクリーミーな感触が広がります。
甘味と酸味のバランスが良く、後味はすっきりで飲みやすいお酒です。

料理とのペアリング

あっさりとした和食に合います。
特に、白身魚の刺身や煮物、豆腐や湯葉などの素材の味を生かした料理にぴったりです。

「九頭龍 逸品」とは

「九頭龍 逸品」は、黒龍酒造のもうひとつの代表的な銘柄です。
普通酒として造られた酒ですが、福井県産の酒造好適米を使用し、精米歩合は65%まで磨かれています。
お燗向きに造られている点が黒龍との違いです。

原材料米福井県産酒造好適米
精米歩合65%
酵母蔵内保存酵母
アルコール度数16%

香り

爽やかで清涼感があります。
グレープフルーツやレモン、青りんごなどの柑橘系の香りが感じられます。
また、ほのかに草花やハーブのような香りもあります。

味わい

すっきりとしてキレがあります。口に含むと、さわやかで爽快な感触が広がります。
淡麗ながらも甘味と酸味のバランスが良く、後味はドライでスッキリとしている、キリっとした酒です。
冷やでも美味しいですが、お燗にするとより旨味が広がります。

料理とのペアリング

油っこい、こってりした和食に合います。
特に、鰻や鮭、鶏肉などの焼き物や照り焼き、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物に合います。
また、チーズやナッツなどの洋風のおつまみにも合います。

黒龍酒造の酒を飲むならおさけとへ

いかがでしたかでしょうか?
黒龍酒造の「黒龍 しずく」と「九頭龍 逸品」は、それぞれ違った魅力を持った日本酒です。
どちらも、落ち着いた雰囲気の個室がある当店で飲むことができます。
当店では、黒龍酒造の酒に合う旬の和食もご用意しております。

おさけと日本橋 個室

会食、接待、お顔合わせなど、様々なシーンに合うお酒です。
ぜひ、ご家族やご友人と一緒に、黒龍酒造の酒と当店のお料理をお楽しみください。

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