トピックス
トピックス
2026年9月12日(土)18時
和食日和おさけと品川にて、おさけの会を開催いたしました。
白杉酒造をお迎えしての「おさけの会」は昨年に引き続き、今年で2度目。
当日は、白杉酒造から営業の只津さまにお越しいただき、
酒造りへのこだわりや、それぞれのお酒の特徴について直接お話しいただきました。
白杉酒造の日本酒と和食のペアリングをじっくりと楽しんだ、当日の模様をお届けします!

白杉酒造は、京都府京丹後市に蔵を構える、
1777年創業の酒蔵です。
代表銘柄は「白木久(しらきく)」。
酒造好適米を使わず、地元・丹後産の食用米のみで
日本酒を醸すという独自の酒造りを行っています。
黒麹や白麹、ワイン酵母なども取り入れながら、
従来の日本酒の枠にとらわれない
個性豊かなお酒を生み出しています。
先附:秋茄子とトマトのお浸し
造里:鱧の湯引きと鮮魚3種盛り
焼物:秋鮭の酒粕味噌焼き
煮物:神威豚と秋野菜の煮物
揚物:秋刀魚梅紫蘇焼きと里芋の唐揚げ
箸休め:梨の生ハム巻き
食事:鯛と茸の冷や汁
乾杯酒:KEG DRAFT日本酒「CHIMERA」
アヴァンギャルド クリムゾンレッド
からくれなゐのSHIRAKIKU
MIRROR MIRROR 無濾過原酒
丹後テロノワール 虹のきらめき
マルサな二人
MURCIELAGO~ムルシエラゴ~

ウェルカムドリンクとして
KEG DRAFT日本酒「CHIMERA」をご用意しました。
「CHIMERA」は、
3種類の麹と3種類の酵母を組み合わせて仕込んだ、
複雑な酸と香りが特徴の一本。
専用サーバーから注ぐ、
フレッシュな味わいの日本酒でイベントがスタート。
できたてのような瑞々しさと、
軽快な飲み口をお楽しみいただきました。

秋茄子とトマトのお浸し × アバンギャルド
最初の一皿は、「秋茄子とトマトのお浸し」
トマトの爽やかな酸味に「アバンギャルド」の心地よい酸を
重ねることで、トマトそのものが持つ果実味をより鮮やかに。
酸を感じながらも口当たりはやわらかく、
なめらかな秋茄子とも自然に調和します。
料理とお酒、どちらかが前に出るのではなく、
互いの酸味と食感を生かしながらやさしくまとまる組み合わせです。

お造里 × からくれなゐのSHIRAKIKU
お造里には「鱧の湯引きと鮮魚3種盛り」を。
合わせたのは秋限定酒
「からくれなゐのSHIRAKIKU」です。
鱧が持つ繊細な旨味とふんわりとした甘みに、
お酒のまろやかな旨味を重ねたペアリング。
鱧を味わったあとにお酒を含むことで、
その上品な甘みの余韻をより長く楽しめる組み合わせとなりました。

秋鮭の酒粕味噌焼き × MIRROR MIRROR
脂ののった秋鮭と、酒粕味噌の濃厚なコクには
「MIRROR MIRROR 無濾過原酒」を合わせました。
MIRROR MIRRORが持つリンゴ酸由来の甘酸っぱさを合わせることで、
味噌のコクをしっかりと受け止めながら、後味は軽やかに。
さらに今回は「酒粕」と「日本酒」という、
発酵由来の旨味同士を重ねた組み合わせでもあります。
それぞれの旨味が響き合いながら、料理のコクをより引き立てるペアリングとなりました。

煮物 × 丹後テロノワール 虹のきらめき
神威豚の甘みを感じる脂と、秋野菜の滋味深い味わいに、
お酒のやわらかな旨味を重ねました。
煮物の出汁と日本酒の旨味が心地よく調和し、
豚肉のコクを包み込みながら、
最後は軽やかな余韻へとつなげてくれます。

揚物 × マルサな二人
秋らしい食材を盛り込んだ一品、
秋刀魚梅紫蘇焼きと里芋の唐揚げには
白木久史上最も辛いお酒「マルサな二人」を。
秋刀魚の脂に梅の酸味と紫蘇の香りを重ね、
さらに里芋のやさしい甘味と香ばしさを添えています。
名前の由来は、蔵人に元税務職員が2人いることと、
原料のササニシキを掛けて
「マルサな二人」になっているそうです。

梨の生ハム巻き × MURCIELAGO
ワイン酵母を使用した
「MURCIELAGO(ムルシエラゴ)」には、
梨のみずみずしい甘味と生ハムの塩味を組み合わせました。
梨の果実味とお酒の華やかな香りが重なり、
そこへ生ハムの塩味が加わることで、
全体の輪郭がより鮮明に。
日本酒と和食という枠にとらわれず、
酵母由来の個性から料理を考えることで生まれた、
今回ならではのペアリングです。

鯛と茸の冷や汁
コース最後のお食事は「鯛と茸の冷や汁」
鯛の上品な旨味と、秋らしい茸の風味を楽しめる一品です。
さまざまな個性を持つ日本酒と料理を味わった最後に、
さらりと楽しめる冷や汁で、
コースをやさしく締めくくりました。
今回のおさけの会では、単に「料理と日本酒を一緒に味わう」だけではなく、
酸味、甘味、旨味、香り、脂、食感といったそれぞれの要素に注目しながら、
一皿ごとに異なる組み合わせをご用意しました。
トマトの酸味には日本酒の酸を。
秋鮭と酒粕味噌のコクにはリンゴ酸由来の甘酸っぱさを。
豚肉と出汁の旨味には、日本酒のやわらかな旨味を。
料理と日本酒の共通点を重ねたり、ときには異なる要素を組み合わせてみることで、
それぞれを単体で味わうときとはまた違った魅力が生まれます。
白杉酒造のお酒が持つ多彩な個性と、秋の味覚を楽しんでいただく「おさけの会」となりました。
ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

今後も「和食日和おさけと」では、造り手の想いや日本酒の魅力を、
和食とのペアリングを通じてお届けするイベントを開催してまいります。
次回のおさけの会も、どうぞお楽しみに。
開催予定
9月26日(土) 稲とアガベ in 大手町
10月17日(土) 来福酒造 in 日本橋
10月24日(土) 西酒造 in 日本橋三越前
11月7日(土) 八海醸造 in 京橋
11月28日(土) 吉乃川 in 霞が関
