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2026年6月20日(土)18時
和食日和おさけと大門浜松町店にて、おさけの会を開催いたしました。
早くも梅雨の季節を迎え、当日はあいにくの雨模様となりましたが、満席御礼での開催となりました。
当日は、青木酒造から目崎さまと酒販店「いまでや」の大川様をお迎えして、酒造りへのこだわりをはじめ、日本酒の楽しみ方や銘柄ごとの特徴についてお話しいただきました。
今回ご提供した日本酒のラインナップは、いまでや様のご協力があって実現したものです。改めて感謝申し上げます。
1717年創業。全国を代表する豪雪地帯、新潟県魚沼地方に蔵を構える 青木酒造は300年以上にわたり酒造りを続ける老舗の造り酒屋です。「淡麗辛口」が主流の新潟において、酒米本来の旨味を活かした「淡麗旨口」の酒造りを追求し、地元をはじめ多くの日本酒ファンに愛され続けています。

和食日和おさけと大門浜松町店の料理長が事前に青木酒造のお酒を試飲し、それぞれの個性を最大限に引き立てるために特別コースをご用意。
先附:冷やし唐きび蒸し鼈甲餡かけ
小椀:葛打ち鱧の沢煮椀
前菜八種盛り
造里:スズキの平造りと生本鮪
焼物:かぐら南蛮の肉詰め焼き
煮物:冷製 炊き合わせ
揚物:稚鮎と葉生姜の天麩羅
強肴:山形牛のローストビーフ
食事:魚沼産コシヒカリのけんさん焼き
鶴齢 純米大吟醸
鶴齢 純米吟醸
鶴齢 濃藍色
鶴齢 吟醸生酒
雪男 本醸造
鶴齢 露草色
鶴齢 卯の花色

目崎さまからは、酒造りの背景や銘柄ごとの特徴について。いまでやの大川さまからは日本酒の楽しみ方や味わいの違いについてお話しいただきました。
お客さまはお酒を味わいながら、お品書きに添えた料理長のペアリングコメントにも目を通し、それぞれのお酒と料理の相性を確かめるように楽しまれていました。
「この組み合わせが好き」「意外な発見があった」など、さまざまな感想が飛び交い、会場は日本酒談義に花が咲く、終始和やかな雰囲気に包まれていました。

会の幕開けを飾る乾杯酒には、「鶴齢 純米大吟醸」をご用意。
雑味のないお米の旨味と上品に香る吟醸香が魅力の一本。まず最初にお楽しみいただくことで、その繊細な味わいや香りを存分に感じていただけると考えました。


前菜八種盛り
・季節の甘酒(パイナップル)
・アスパラ豆富
・きりざい
・合鴨のロースト
・沢蟹
・鮭の酒粕漬け焼き
・穴子棒寿司
・クリームチーズの味噌漬け
野菜にお肉にお魚に….和食日和おさけと名物の彩り豊かな前菜八種盛りには、「鶴齢 純米吟醸」をご用意。
きりざい (納豆に刻んだ野菜を混ぜ合わせた魚沼地方に伝わる郷土料理)など青木酒造の地元ゆかりのお料理もあり、
目でも舌でもお愉しみいただきました。

お造りに合わせたのは、「鶴齢 濃藍色」
山田錦の旨味をしっかりと引き出した、骨格のある味わいが特徴の一本。
おかわりされる方も多く、するする飲める印象でした。
力強い旨味は本マグロの脂にも決して負けることなく、
一方で、淡白で上品な味わいのスズキとは美しい対比を生み、
お魚本来の旨みを邪魔することなく寄り添いながらも、
お酒の持つふくらみのある味わいが余韻として広がります。
「日本酒とお刺身」の王道とも言える組み合わせに、
改めてその相性の良さを感じていただけたようでした。

青木酒造の地元、魚沼原産のかぐら南蛮を使った焼物に合わせたのは「鶴齢 吟醸生酒」
かぐら南蛮の爽やかな辛味と吟醸生酒のすっきりとしたキレが絶妙なマッチ。
かぐら南蛮は、魚沼地域で親しまれている伝統野菜。生の状態ではしっかりとした辛味がありますが、火を通すことでまろやかな旨みとコクが引き立ちます。みずみずしく肉厚な果肉と心地よい歯ごたえも特徴で、「食べる唐辛子」とも呼ばれる魚沼ならではの味覚です。
会の中では明かされませんでしたが、実はこの”かぐら南蛮”仕入れるのにハプニングがあったそうで…..。ご協力いただきました巻機工房さまにはスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

冷製の煮物には「雪男 本醸造」
こちらは熱燗にして楽しむお客様もいらっしゃいました。
ラベルにも描かれている愛らしい「雪男」は、青木酒造現蔵元のご先祖である商人・随筆家の鈴木牧之が著した『北越雪譜』に登場する異獣がモデルとなっています。
『北越雪譜』は、雪深い魚沼の暮らしを全国へ伝えるために記された書物。その中には、雪男が人助けをするエピソードも描かれているそうです。
この物語にちなみ、雪男シリーズの売上の一部は毎年、南魚沼地域の山岳遭難防止対策協議会へ寄付されています。お酒を楽しみながら地域貢献にもつながる、青木酒造の想いが込められたシリーズです。

会も終盤。
稚鮎と葉生姜の天麩羅に合わせたのは「鶴齢 露草色」
ラベルにもあるようにキレッキレの超辛口のお酒に、思わず「これは辛い!!!!」という声も。
お料理とともに味わうことで印象は一変。
稚鮎のほろ苦さや葉生姜の爽快な香りと美しく調和して、新たな発見に驚く様子が見られました。

最後にお楽しみいただいたのは「鶴齢 卯の花色」
低アルコールならではの軽快でやさしい飲み口に、穏やかな旨味とほどよい熟成感がお肉のうまみと重なり合い、それぞれの味わいをより一層引き立てます。
和食だけでなく肉料理とも好相性な日本酒の奥深さを感じていただける組み合わせとなりました。

コース最後のお食事は魚沼産コシヒカリのけんさん焼き。
おにぎりの上にしょうが味噌や甘味噌などをぬって焼いた新潟の郷土料理です。ピリ辛の味噌に優しい味わいのお味噌汁。
お酒の余韻を楽しみながら味わうお食事は、満足感がありながらもどこかほっとする味わいで、楽しかったひとときの余韻をゆっくりと感じていただけたようでした。
日本酒の話で盛り上がる方、お料理とのペアリングを楽しむ方、お客様同士で感想を語り合う方――。会場にいた誰もが同じ時間を楽しみ、その余韻を共有できる、そんな素敵なおさけの会となりました。

会の最後には、上田料理長からも締めのご挨拶をさせていただきました。実は、今回がおさけの会初参加となった料理長。ご挨拶の際には会場から大きな拍手や歓声が上がり、その温かな反応にスタッフ一同も思わず笑顔になりました。

かぐら南蛮は魚沼を代表する食材ですが、実はこの時期の入手はかなり困難。
今回のおさけの会のために、料理長が自ら農家さんへ連絡を取りながら探し回ってくださったそうです。
当日は何気なく召し上がっていただいた一品かもしれませんが、その裏には「どうしてもお客様に味わっていただきたい」という料理長の熱意が隠されていました。



最後になりますが、本会開催にあたりご尽力いただきました青木酒造のみなさま、そして当日ご登壇いただいた目崎さま、大川さまに、心より御礼申し上げます。
また、ご参加くださったみなさまにも深く感謝申し上げます。
和食日和おさけとでは、これからも日本酒の魅力と蔵元の想いをお届けするおさけの会を開催してまいります。
またみなさまとお会いできる日を、スタッフ一同心より楽しみにしております。
