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日本酒と和食の至高のペアリングをお楽しみいただくイベント「おさけの会」。
今回は古都・京都で食用米のみを使用してお酒を醸している白杉酒造さまを、和食日和おさけと大門浜松町にお迎えしました。
総勢20名様にご参加いただき、満席御礼となりました。
ご参加いただいた皆様、白杉酒造よりお越しいただいた只津様、開催にあたり、たくさんご助力いただいた浅野日本酒店 浜松町さま、本当にありがとうございました。
今回は食事に合わせてお酒のラインナップを只津様に組んでいただきました。
ラインナップが決まった後にお酒を送ってくださり、お料理の味も調整することができたお陰か、それぞれのペアリングも大変ご好評をいただきました。
地元・丹後産のササニシキ40%まで磨いた白杉酒造のなかでもハイスペックな一本で乾杯。
ササニシキの旨味がしっかり感じられます。
甘味のある九条ネギとほろ苦い旨味のある浅利を、やや甘めの酢味噌とともに。
御椀は最早おさけと名物と言っても過言ではない、旨味のつまった真鯛の潮汁。
シャリダイヤモンドのササニシキとの旨味が、どちらのお料理にも絶妙にマッチします。
その名の通り、「NUE~鵺~(火入れ)」は、複雑さを楽しむための一本。
頭はサル、胴体はタヌキ、手足はトラで尻尾はヘビ――そんな異なる動物の特徴をあわせ持つ妖怪・鵺にちなんで、酵母4種 × 麹4種(白麹・黒麹・黄麹・味醂用麹)という、驚きの組み合わせで仕込まれています。
複数の個性が絡み合い、ひと口ごとに印象が変わる味わい。
地元・丹後産のコシヒカリを使い、白杉酒造ならではの“米の可能性”への挑戦が、ここにも詰まっています。
甘酒は黒糀が使用されています。
糖類・酸味料・保存用を使用しておらず、黒糀由来のクエン酸による爽やかな酸味を感じられます。
「甘酒って甘ったるいイメージだけど、これは少しすっぱくて飲みやすいね」なんてお声も上がり、、まさに甘酒のイメージが変わる味わい。
加熱殺菌されていないので、生きた酵素をそのまま取り込める、身体に嬉しい甘酸っぱい甘酒です。
ちなみに・・
蔵元ご夫婦が犬好きということで、なんと蔵にドッグランを併設している白杉酒造。
お腹を壊しちゃっていたり、少し元気のないわんちゃんでも安心して飲める甘酒だそうです。
夏季限定の生酒です。
白杉酒造のお酒は甘めの味わいのものが多い中で、こちらは爽やかな辛口です。
ラベルの下の方をよく見てみると・・
青々とした稲が!!
夏の夜に星空を見上げながら飲んでほしい、との思いが表れているラベルです。
ここまでご紹介したお酒、どれもラベルのデザインが斬新ですよね。
実は、蔵元杜氏である白杉社長がどれもデザインされているそうです。
お酒の味わいや込めた想いと、ラベルのデザインのイメージがしっかり合うようにしているんだとか。
そんな多才な白杉社長がお酒のテイスティングをしている動画が、多々白杉酒造のInstagramに載っているので、ぜひ皆さんそちらもチェックしてください・・!
ヒラメ、カンパチ、カツオを、鰹節・鯖節の旨味と白ワインを使った合わせ醤油「和院醤油」と、藻塩ともに。
「星降る夜のshirakiku」が、すっきりと爽やかに鮮魚の旨味や脂を引き立ててくれました。
酵母3種 × 麹3種(白麹・黒麹・黄麹)を使用。
麹由来の酸味と、コクをしっかり感じられる、少し辛口のお酒です。
今回一番ご好評だったペアリング。
低温調理されて肉の旨味がぎゅっと詰まった鴨のローストと、「京の伝統野菜」である賀茂なす。
賀茂なすは油との相性が非常に良いので、さっと素揚げし、これを旨味の効いた田楽味噌とともに。
田楽味噌の甘味や食材の油、キメラの酸味、それぞれがちょうど良いバランスになってくれました。
“ワイングラスで飲んで楽しい日本酒”を目指して造られた一本。
そして『ワイングラスでおいしい日本酒アワード2024』で最高金賞を受賞しています。
比較的新しい酵母である「1801号酵母」を使用しており、甘酸っぱいフルーティーな香りと、柔らかい口当たりが楽しめます。
旬の食材を、コンソメをベースにスープ煮に。
金シャリは出汁料理との相性が良いと伺っていましたが、食べて飲んで納得の組み合わせでした。
さて、ここで只津さまにご用意いただいた景品をかけて、全員でじゃんけん大会を開催!
じゃんけん上位6名さまに、グラス、星降る夜のshirakikuサコッシュ、キメラエコバックの3種類から1品お選びいただきました。
勝ち上がった皆様おめでとうございます!
ちなみに一発目の最初のじゃんけん、浅野日本酒店の本田店長が見事に独り勝ちを果たされていました。
20人中の一位。持ってる男・・!
今きっと東京ではおさけとでしか飲めない蔵元限定酒。
コシヒカリの旨味が光るスッキリとした味わいです。
5月の蔵開きに合わせて作ったお酒。
なんでも、丹後・丹波の9つの蔵が2日間に分かれて一斉に蔵開きが開催されたとのこと。
バスツアーもあったりで、ぐるっと蔵をまわれるそうです。これは絶対楽しい。
ご参加いただいたお客様のなかには、この蔵開きに参加された方もいらっしゃいました。
来年もやるのでしょうか。気になるところです・・!
万願寺唐辛子の甘味とほろ苦さに、肉のジューシーさを中に閉じ込めました。
コーンクリームの霰揚げは食感も楽しく、玉蜀黍の優しい甘みも感じられます。
カリカリ梅の食感が楽しい、夏の〆にぴったりの出汁茶漬け。
夏バテ予防のとろろも嬉しい。
純米吟醸酒で漬けた梅酒。
甘ったるくなく、梅そのものの酸や旨味も感じられ、個人的にかなりツボでした。
しっかり冷やしてストレートでのご提供。
詳細は不明なのですが、蔵の秘蔵酒をサプライズでお持ちいただきました!
こちらもしっかりと冷やしてご提供。
”恐らく”15年ほど前、まだ酒米でお酒を造っていた時代のものだろうとのこと。
紹興酒のような、デザートワインのような、しっかりとした甘さが楽しいお酒でした。
こちらの超レア酒で会の締めくくりとさせていただきました。
今回は20名満席での開催となり、ご参加いただいた皆さまには心より御礼申し上げます。
只津さんの軽快なトークに会場はたびたび笑いに包まれ、私たちスタッフも思わず引き込まれてしまうほどでした。
中には「きっと只津さんのファンなんだろうな」と思わず感じるような眼差しでお話を聞いているお客様もいて、納得の存在感。
元々は公務員として働かれていた只津さん。
転勤をきっかけに丹後に赴任し、白杉酒造を訪れたことがすべての始まり。
お客さんとして蔵に通ううちに、白杉社長からスカウトされ、今では広報・営業から酒造りまで担うキーパーソンとしてご活躍中。
その背景を知ると、あの情熱的な語りにも深く頷けます。
今回の会では、そんな只津さんの想いとともに、地元・丹後の食用米で仕込んだ酒の奥深さを堪能できました。
蔵元限定酒や初披露の桑の実酒など、他ではなかなか出会えない特別なお酒をご用意いただき、白杉酒造の皆さまには心から感謝申し上げます。
また、お客様同士の会話も自然と弾み、初対面同士とは思えないほど和やかな雰囲気に。
お酒と料理がつなぐ人の輪を、改めて感じる時間となりました。
今後も皆さまとともに、美味しい酒と和食の出会いを楽しめる場をつくってまいります。
また次の「おさけの会」でお会いできるのを、心より楽しみにしております。