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〔おさけの会〕~天狗舞と香箱蟹を楽しむ~ 車多酒造×おさけと霞ヶ関

2023年11月25日、
おさけと霞ヶ関店にて、
石川県で「天狗舞」を醸す車多酒造さんをお招きしました!

天狗舞の粋を集めたお酒のラインナップと、
石川県の郷土色たっぷりのお料理でお客様をお迎えしました。

まずは
天狗舞 泡影 Sparkling 純米大吟醸
で乾杯!
「第1回 Japan Womes’s SAKE Award~美酒コンクール2023~」
のスパークリング部門の最高賞「TOP OF THE BEST」を受賞したお酒。

繊細な泡立ちと爽快感のあるキレ味に、
お客様の期待値が上がります。

続けて登場する彩り豊かな前菜は、
「五凛」を2種類飲み比べながら堪能。

車多酒造といえば山廃仕込みですが、
酛摺りをする生酛仕込みのお酒はこれまでありませんでした。
新たな味わいを目指して作られたのが、
「五凛 純米吟醸 生酛仕込み」
柔らかい口当たりながらシャープな乳酸が心地よく食卓を彩ります、
極少量生産の限定品を、おさけとの為に特別にキープしていただいたのがこちらです。

「五凛 ドンブレンド 純米」は、
千葉県にあるIMADEYAさんという、酒屋さんの限定酒。
なんと酒屋さんの社長が、自ら石川県の蔵でブレンドしたお酒。
純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒、
それぞれ個別に醸された3本のタンクからテイスティングを繰り返し、
絶妙な配合に完成されたお酒。
純米酒の旨味・大吟醸の香りが複雑に絡み合い、
和食を巧みに引き立ててくれるのでした。

続いての料理は、
この会の主役食材
「香箱蟹」
漁期の短い、大変貴重なズワイガニの雌蟹。
日本海の宝石箱とも言われるこの香箱蟹とともに、
天狗舞の杜氏の名を冠した限定酒・「中三郎」を合わせます。

濃密な南国の果物のような香りがありながら決して濃すぎず、
口に含めば米の味の力強さを存分に楽しめるこの大吟醸。
香箱蟹は内子(卵巣)と外子(卵)を楽しめます。
内子の濃厚さと相性が特に良いと、
お客様からのお言葉をいただきました。

お造りと一緒に、
「天狗舞 山廃純米大吟醸 白 -HAKU-」
を召し上がっていただきました。
こちらは飲食店限定流通のお酒。
純米大吟醸ならではの香りがありつつも、
お料理の邪魔をしない繊細な立ち方。
山廃由来の旨味は、料理を引き立てます。

加賀料理の代表・合鴨の治部煮には、
「IMADEYAエイジング 山廃純米大吟醸 2016」
先述のIMADEYAさんは、熟成倉庫を持つ酒屋さん。
そんな酒屋さんで最適な環境で熟成されたお酒は、
唯一無二の旨味と甘みを持っています。

冷酒と燗酒でご堪能いただきました。
冷酒では旨味の中にキレのある酸が立ち、
燗酒では甘みがひらき、柔らかい口当たりに。
「どちらも治部煮と合うけれど、
よりおいしく感じるのは燗酒」
お客様からの言葉でした。

日本酒の最後は、熱々の燗酒。
文政六年、創業年をタイトルにした純米吟醸酒、GI白山の、地元への想いのつまったお酒。
やわらかい旨味のあるこのお酒は、熱々にしても芯が消えません。
少し酔いすぎたお客様も、
白海老の天婦羅や珍味とともに、
ゆっくり酔いをリセットするようにお楽しみくださいました。

食後には、デザート酒のミードを。
日本酒の酒蔵さん、
梅酒を作っている蔵は多数ありますが、
「蜂蜜酒」を作っているのは珍しいです。
濃厚な甘みがありながらすっきりとした余韻を楽しめるのは、
山廃にこだわって濃醇なお酒を得意としてきた車多酒造さんならでは。

伝統の山廃仕込み。

山吹色のお酒。

古きよきものを守りながら、
新しい味わいにも挑戦し、
世界に日本の文化を広めるために独力を惜しまない、車多酒造。

蔵の想いを、たくさん伝えていただける、
素晴らしい会になりました。

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