ジャーナル
【京都府 向井酒造】伊根満開 古代米酒
京都府伊根町に位置する向井酒造の代表銘柄「伊根満開」。
このお酒は、赤米を使用した独特の製法と豊かな風味で、数多くの日本酒ファンから愛されています。
今回は、「伊根満開」の魅力を余すところなくご紹介します。
その味わい、香り、そしておすすめの料理とのペアリングまで、詳しく解説していきます。
「日本で一番海に近い酒蔵」向井酒造の歴史とこだわり
京都府伊根町に位置する向井酒造は、1754年に創業された伝統ある酒蔵であり、260年以上の歴史を誇ります。
この酒蔵は、京都の丹後地方の豊かな自然環境と、日本海に面した漁師町という独特の立地を活かした酒造りを続けています。
地元の食文化と深く結びついた酒造りを追求しています。
向井酒造の特徴は、その挑戦的な姿勢にもあります。
現在、女性杜氏である向井久仁子氏が酒造りを率いており、彼女の革新的なアプローチが注目を集めています。
伝統的な製法を守りつつも、現代のニーズに応えるために新しいスタイルの酒を生み出す努力を惜しみません。
その中でも特に有名なのが、「京の春」や「伊根満開」といった銘柄です。
特に今回ご紹介する「伊根満開」は、赤米を使った独特の赤い色合いと、芳醇な味わいで多くの酒愛好家から支持を受けています。
さらに、向井酒造は地元の素材を活かした酒造りを大切にしており、地域との共存共栄を目指しています。
日本海の海風を感じながら、地元の風土を映し出すような酒を作り続けているその姿勢は、伝統と革新を見事に融合させた酒蔵として、多くの人々に愛されています。
向井酒造の酒は、地元の料理とも相性抜群であり、特に海産物とのマリアージュは絶品です。
京都府内外でその名が広がる向井酒造の酒は、訪れる人々に丹後の魅力を伝える一杯として、これからも愛され続けることでしょう。
古代米とは
古代米とは、古来より栽培されてきた稲の原種や、伝統的な品種を指します。
現代の白米とは異なり、黒米、赤米、緑米などの色付きの品種が多く、独特の風味と栄養価の高さが特徴です。
ご紹介する「伊根満開」は、この古代米の中の赤米を使用しています。
ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、特に抗酸化作用のあるアントシアニンが含まれるため、健康志向の高い食材として注目されています。
また、食事に彩りを加えることから、和食の一部としても広く利用されています。
伊根満開 古代米酒
味わい
赤米を使用した独特の風味が特徴的な日本酒です。
口に含むと、濃厚で甘酸っぱい味わいが広がり、まるで赤ワインのような深みを感じさせます。
程よい酸味としっかりとした甘みが絶妙にバランスしており、フルーティーさとコクのある味わいが余韻に残ります。
赤米由来の個性的な風味が楽しめる、日本酒の枠を超えた一品です。
おすすすめの温度帯
さまざまな温度帯で楽しめるのが魅力のひとつです。
ロックで飲むと、甘さが引き締まり、爽やかな酸味が際立ちます。
また、冷やして飲むとフルーティーさが引き立ち、食前酒としても最適です。
さらに、常温でゆっくりと飲むと、深みのある味わいが広がり、落ち着いた雰囲気が楽しめます。
一方、熱燗にすると甘みが増し、まろやかな口当たりが際立ち、冬の寒い時期にぴったりの一杯となります。
香り
フルーティーで華やかな印象を持っています。
特に赤いベリー系の果実や、さくらんぼのような甘酸っぱい香りが感じられ、鼻を抜ける香りが心地よいです。
また、熟成感のある香りもほのかに感じられ、全体的に芳醇で奥行きのある香りが特徴です。
料理とのペアリング
その甘酸っぱい味わいから、料理との相性が幅広いです。
特に、甘酸っぱいソースを使った肉料理や、赤身の魚との相性が抜群です。
向井酒造の情熱を感じる特別な時間をおさけとで。
「伊根満開」は、赤米を使った独自の風味と、幅広い温度帯で楽しめる懐の深さが魅力の日本酒です。
地元の料理や特別な料理と合わせて楽しむことで、さらにその美味しさが引き立ちます。
京都・丹後の自然と伝統が生み出すこの一杯を、ぜひ多くの方に味わっていただきたいです。
「伊根満開」は現在、おさけと日本橋三越前でお取り扱いしております。
(おさけと霞ヶ関には同じ向井酒造の「京の春」がございます。)
ゆっくりお過ごしいただける個室や半個室のご用意もございますので、ぜひ、このちょっと面白いお酒をお楽しみください。